公開講座学び新会社

日本経済新聞 1999年7月28日掲載


 保険会社や保険代理店向けにインターネット契約システムを開発するデジタルインシュアランス(大阪市)を昨年十月に設立した田村俊和社長(40)。「大阪大学のベンチャービジネス公開講座が役だった」と振り返る。
田村社長は大林組を退社し、91年に保険代理店を設立。顧客がインターネットで保険の特約や割引などを比較検討して契約するシステムの開発、自社利用を考えていた。
しかし、講座でベンチャーの成功・失敗事例を学ぶうちに考えが変わる。システムは保険会社や代理店もデータの入力、チェック作業が大幅に軽減できる。「システムを開発して販売していけばメリットは大きい」(田村社長)と新会社を発足させた。同社はいわば講座が生んだ企業だ。
ベンチャーを設立するのは企業内の技術者が独立する形が多かった。しかし、外国人、研究者、そしてスクール受講生と関西の企業家のすそ野は確実に広がっている。
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