ネット使った保険販売システム
-代理店向けに発売-

日本経済新聞 1998年8月25日掲載


保険代理店のグループマフ(大阪市、田村俊和社長、06(252)0145)はインターネット上で損害保険や生命保険を販売できるシステムを開発、年内に発売する。保険代理店向けで、専用ホームページの制作代行など運用も請け負う。ホームページで消費者が最適な保険を選択、契約できるようにした。日本版ビッグバン(金融大改革)を背景に個別訪問型の営業スタイルは転換期にあり、今後は保険分野でもネット通販が広がりそうだ。
 十月に事業主体となる新会社「デジタル・インシュアランス」(仮称)を設立する。資本金は二千万円で、グループマフが50%、複数の保険代理店やベンチャーキャピタルなどが残り50%を出資する予定。
 新会社が扱うシステムは、ホームページ上で顧客が希望内容など必要なデータを入力すると即座に最適な保険の設計や保険料を提示するのが特徴。画面上で契約の申し込みができる。電子メールで専門家に相談し、助言が受けられる機能もある。  このシステムを全国の保険代理店に販売するほか、個々の代理店専用のホームページの制作や運営を代行する。代行料なども含めた金額は年間十万円。保険契約の獲得時には、保険料の二%を手数料として受け取る。
 当面は商品の多様化が進んでいる自動車損額保険向けに販売する。三年目にはシステムの利用代理店を二百店にして、年間八億円の売上高を目指す。
 生損保あわせた保険代理店は全国で数十万点にのぼるが、大半は個人営業。このシステムを利用すれば個別訪問の経費削減が期待できる。グループマフ自体も、十月からこのシステムを保険販売に活用していく。

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